今から3年前。
俺は一度、本気でダイエットをしたことがある。
結果から言うと、
88kgから69.2kg。
期間は約3か月。
最後にInBodyで測った体脂肪率は、
8.0%だった。
数字だけ見ると、
「ものすごくストイックな人だったのかな?」
と思われるかもしれない。
全然そんなことはない(笑)。
むしろ、その少し前までの俺は、
「まあ、まだ時間あるし」
と、ずっとダラダラしていた。
今回は、そんな俺がどうやって約90kgから69.2kgまで落ちたのか。
3年前の写真やカレンダーを見返しながら、思い出してみようと思う。
2022年夏。体重は約90kg
当時の体重は、だいたい90kgくらい。太っている自覚はあった。でも、「こんな身体、人に見せられない……」みたいな感じではなかった。普通に、「太ってるなー」くらい(笑)。ちなみに、運動がまったくできなかったわけでもない。俺は普段から自転車に乗っていて、長距離を走るのも好きだった。この年の夏には、千葉県の弟の家から愛知県の自宅まで、ロードバイクで2日かけて帰っている。前年にも逆方向から挑戦して、静岡県の三島あたりで断念しているので、これはリベンジだった。この自転車旅だけでもいろいろあった。Googleマップについて行ったら、行きたかった箱根ではなく御殿場方面へ連れて行かれたり。途中で巨大なカツカレーを食べて、腹いっぱいになりすぎて自転車を漕げなくなったり。2日目には、とにかく尻が痛かったり(笑)。この話は長くなるので、また別の記事で書きたい。とにかく、約90kgあっても、自転車で長距離を走るくらいの体力はあった。ただ、痩せてはいなかった。
自転車旅の2日後、なぜか身体作りの勝負が始まった
自転車旅から帰ってきた2日後。2022年8月17日。小学生の頃からの友達2人と飲んでいた。そこで身体や体重の話になって、「じゃあ1年後、身体を変えて比べてみよう」みたいな話になった。細かいルールは、もうあまり覚えていない。身長も体格も違う3人だったので、たぶん見た目で比べるような感じだったと思う。そして、その日に撮ったのがこの写真。

水色の海パンが俺。この海パン。ちょっと覚えておいてほしい(笑)。
「1年ある」が、俺には長すぎた
こうして1年後に向けた身体作りが始まった。一応、筋トレをしたり運動したりはしていた。でも気持ちとしては、「まあ、1年あるからなぁー」だった。今日やらなくても、まだ時間はある。来週からでも間に合う。そんな感じ。そして冬になった。寒い。やめた(笑)。今振り返ると、俺には「1年」という期間が長すぎたんだと思う。短期間なら我慢できる。でも1年あると、「まだいいか」が何度でも使えてしまう。そして翌年。2023年5月13日。当時使っていたカレンダーを見ると、そこには、88kgと書いてある。

約90kgから始まって、ずいぶん時間が経ったのに、ほとんど変わっていない(笑)。
GW、友達と飲んだ夜に少しだけスイッチが入った
2023年のゴールデンウィーク。身体作りの勝負をしていた友達のうち1人と飲んだ。その時点でも、俺の身体はほとんど変わっていなかった。正確な言葉までは覚えていないけど、そのとき俺はたしか、こんなことを考えた。「お。ここでこのカラダ見せておいて、夏にバッキバキになってたら驚くかな?笑」たぶん、この辺だったと思う。俺の中でスイッチが入ったのは。そして考えた。8月まで、あと約3か月。本気でやったら、どこまで変わるんだろう?
とりあえず、計算してみた
俺は、何かをやるとき、「とにかく頑張る!」だけだと、あまり続かない。多少でも根拠が欲しい。「こうすれば、こうなるはず」という道理がある方が、信じて続けられる。そこで、まず計算した。何kg落としたいのか。8月まで何週間あるのか。当時ネットなどでよく見かけた、「脂肪1kg=約7,200kcal」という数字も使った。最初は1週間に1kgくらいを考えていたと思う。でも計算しているうちに、「1.5kgでも行けそうじゃない?」となった(笑)。1.5kgなら、1.5 × 7,200 = 10,800kcal。1週間で10,800kcal。1日なら約1,500kcalの赤字。当時はネット上の消費カロリー計算なども使いながら、「じゃあ、これくらい食べればいいのか」と逆算していた。正確な摂取カロリーや、当時設定したタンパク質量まではもう覚えていない。ただ、かなり低く設定していた記憶はある。そして作ったのが、この計算表。

ちなみに、この数字は実測値ではない。「このペースなら、こうなっていくはず」と俺が計算した未来予想図だ。
食事も運動も、一気に変えた
ここからは早かった。食べるものを考える。タンパク質を計算する。運動方法を調べる。筋トレのやり方をYouTubeで見る。それを全部、やりながら調整していった。最終的には食事もかなり固定された。酒は飲まない。お菓子も食べない。ジュースも飲まない。チートデイも作らない。なぜなら、「計算狂うじゃん」と思っていたから(笑)。仕事から帰ったら運動。その日のトレーニングを終えて、ようやく夜ごはん。当時の俺の感覚で言えば、「エサーー!!」である(笑)。食事の内容については、かなり変なこだわりがあった。いかに安くタンパク質を取るか。どうすれば食費を抑えながら痩せられるか。ゆで卵の味をどうにかしようと試行錯誤したり。安い2kgの冷凍肉を買って、凍ったまま切ろうとノコギリまで買ったりした。……これは話が長くなる(笑)。食事については、次の記事でちゃんと書こうと思う。
カレンダーには、計画じゃなく「実際にやったこと」を書いた
計算表とは別に、カレンダーにも記録を残していた。こちらは未来の予定ではなく、実際にやった運動と、実際に測った体重。毎朝、起きてトイレに行ったあと、下着だけで体重を測った。記録を追ってみると、5月13日 88.0kg6月3日 83.7kg6月11日 81.3kg7月1日 77.9kg7月15日 75.0kg7月29日 71.8kgだった。


7月のカレンダーには、週ごとの目標体重も書いてある。たとえば7月最後の週。目標は72.0kg。実測は、71.8kg。かなり近い。これが俺には面白かった。
「本当に計算通り減ってるじゃん」
ダイエットというと、「食べたいものを我慢してつらかった」という記憶が一番残りそうなものだけど、俺の場合は少し違う。もちろん腹は減った。特に昼頃。仕事で運転しているときや、待っている時間は空腹を感じやすかった。水を飲んでごまかしたりもした。でも、それと同時に、体重が計算した方向へ動いていくのが面白かった。「お、本当に減ってる」「このままなら間に合う」そんな感じ。当時は1日あたりの減量をイメージするために、ペットボトルに200mlくらい入った水を見て、「このくらい毎日減ってるんだなー」なんて考えていた。もちろん、本当に毎日その量の脂肪だけが減っている、という意味ではない。ただ、俺の中では目に見えない減量を想像するための目安だった。
「どうなるかな?」が面白かった
今になって思うと、俺が続けられた理由は、根性だけではなかった。むしろ、「どうなるかな?」が大きかったんだと思う。計算した通りに体重は減るのか。ネットで見た体脂肪率ごとの身体の写真と、自分の身体は似た変化をするのか。懸垂が1回もできない俺が、できるようになるのか。腹筋ローラーもまともにできないところから、どこまで行けるのか。毎日、自分の身体で実験しているような感じだった。だから、身体もほぼ毎日見ていた。一人でトイレに入れば、服をめくって腹を見る。胸を触る。筋トレしてる人がやりそうなことは、だいたいやっていた(笑)。体脂肪率が12%くらいになった頃からだったと思う。俺の場合、少しずつ腹筋が見えるようになってきた。でも毎日見ていたから、「うおお!腹筋出た!!」ではない。「ほうほう」くらい(笑)。少しずつ線が増えていくのを観察していた。
もちろん、いいことばかりではなかった
後半になると、身体はかなりしんどかった。立ちくらみのような感覚もあった。集中力も多少落ちた。普段の動きまで、無意識に小さくなっているような感覚もあった。身体が、「エネルギー使いたくないですー」と言っているような感じ。だから逆に、少し速く歩いたり、大きく動いたりしていた。便秘にもなった。かなり痩せてからは、硬い椅子に座ると尻も痛かった。今振り返れば、ちょっと攻めすぎていたと思う。当時の俺が実際にやった方法ではあるけれど、これをそのまま誰かに勧めたいとは思わない。それでも当時の俺は、「あと少し」と続けていた。
2023年8月11日。答え合わせの日
そして、2023年8月11日。仕事が終わってから、市営ジムへ行った。そこでInBodyを測った。結果は、体重 69.2kg。筋肉量 60.3kg。体脂肪率 8.0%。

5月13日の88.0kgから、90日で18.8kg減。自分で書いていても、ちょっと嘘くさい(笑)。でも、当時のカレンダーもInBodyも写真も残っている。残念ながら、本当である。家の体脂肪計は、ここまで絞るとあまり当てにならなくなっていた。だからInBodyで8.0%と出たときは、「おお、本当にこのくらいだったんだ」という感じだった。同じ日に撮った身体がこれ。

腹筋も見える。身体も軽い。走るのも、階段も、自転車も楽になった。俺はこの身体を見て、「いい身体!」と思っていた。普通に自慢したかった(笑)。ただ、一つだけ思った。「もっと筋肉欲しかったな」痩せることには成功した。でも、俺が思い描いていた「厚みのある身体」とは少し違った。この感覚は、3年後の今にも残っている。
そして、1年前の3人がもう一度集まった
InBodyを測った5日後。2023年8月16日。1年前に身体作りの勝負を始めた3人で、また集まった。楽しみだった。だって、GWに会ったときにはほとんど変わっていなかった身体が、約3か月で別物になっている。あのとき飲んだ友達から出た言葉は、「やったなあ。」だった。そして撮った写真がこれ。


ここで、1年前の写真と並べてみる。

ちなみに、水色の海パンが同じなのは偶然ではない。1年前とちゃんと比較できるように、あえて同じ海パンを履いた(笑)。約90kgだったときと、69kg台まで落としたあと。同じ海パンだから、身体の変化もかなり分かりやすい。この日は食べた。飲んだ。ダイエット中みたいな制限もしなかった。8月11日の一番絞れていたときより、少し身体に張りも戻っていたと思う。そして約1年間続いた身体作りの勝負は、これで一区切りになった。
69.2kgまで痩せて、俺が思ったこと
88kgから69.2kg。90日で18.8kg。体脂肪率8%。俺にとって、このダイエットは間違いなく成功だった。身体は軽くなった。腹筋も人生で初めて見えた。服も変わった。周りからも、「痩せたね」と言われた。顔を見て、「顔小さいね」と言われたときは嬉しかった。自分では顔が大きいと思っていたから(笑)。そして何より、「やればできるんだな」という経験が残った。ただし。俺はどうやら、「やればできる子。でも、やるとは限らない」らしい(笑)。このあと俺は、この身体をずっと維持した――わけではない。3年後。42歳になった俺は、再び85kgを超えている。せっかく細くした作業着は、今、キッツキツである(笑)。なぜ戻ったのか。それはまた、もう少し先で書こうと思う。その前に。3か月間、俺はいったい何を食べていたのか。これが自分で振り返っても、なかなか面白い。テーマは、「いかにタンパク質を安く取るか」だった。豚肉はご褒美。ゆで卵はおやつ。プロテインはデザート。そして一度、2kgの冷凍肉をノコギリで切ろうとした。……何をやっているんだ、3年前の俺(笑)。次回、食事編。



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